街ゆく車はSUVやステーションワゴン、バンなどが当たり前の時代となりました。
最近はあまり見かけなくなったセダン車ですが、海とよく合うんです。
こんな時代だからこそ他とは違った個性のある車を乗りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方のために今回は旧車好きオーナーがおすすめする【サーフィン愛好家のためのおすすめセダン車】をご紹介します。
130系クラウンセダン[Thanks Sold!!]
まずお勧めしたいセダン車は130系クラウンセダン ベンチコラム車です。
私が初めて所有したのがクラウンセダンでした。
2台乗りましたがとても良いセダンです。
真っ黒で艶々したボディカラー。ほんと一歩間違えるとヤン車なんですが。笑
当時は30万円もあれば極上な状態の個体が変えましたが、現在は余分なプレミア価格がプラスされてなかなか手を出せなくなってますよね〜。
エステートになると更に高騰でなんじゃこりゃと思う価格です。
セダンはそれでも安いので狙い目です。
当時は見かけてもあまり振り向いてもらえない車で、多くはタクシー車として又は公用車として多く見かけました。
トヨタが掲げたクラウンの名フレーズ、CMでは俳優の故二谷英明さんが「いつかはクラウン」が社会現象とまでなったクラウンでもグレードが下級グレードのスーパーデラックス。
内外装もとてもシンプルでクラウンの廉価版、それでもエンジン仕様は130系クラウンには直列6気筒エンジンが提供され、様々な排気量やパフォーマンスがあって、これらのエンジンは燃費とパワーのバランスが取れており、内装備では電動ウィンドウ、電動シート、高級オーディオシステムなど、廉価版ながら多くの装備が標準で備えられていました。快適性と便益性を追求したのがクラウンの良いところでした。
ちなみに後部座席にサーフボードも6フィートまでなら4枚位詰めます。ロングはルーフ、ミッドは助手席に詰めます。ルーフキャリアはアロハキャリアの華奢な作りが雰囲気出ますが、そこは意識しないで現行のもので良いと思います。
VOLVO S70
ボルボはとにかく安全性を重視した自動車メーカーとして発展を遂げてきました。現行の3点式シートベルトもボルボ社が幾度も実験を繰り返し、実証された内容を自社で特許など取らずに他の自動車メーカーに無償で提供され現在に至ってます。これは有名なお話です。
S70もその培った安全性能を重視しエアバッグ、サイドインパクトプロテクション、防発射ガスタンクなどの安全装置が標準で備わっています。
直列5気筒エンジン2.4リットルまたは2.5リットルの直列5気筒エンジンが用意され、かつターボチャージャーを搭載したモデルもありました。
直列6気筒の2.9リットルエンジンもラインナップされていましたが、日本では税金問題もあり人気はいまひとつでしたが、全く走りも変わってきます。
元は850から初の前輪駆動式モデルとして始まったFFボルボ。
オールドスクールなボルボフリークからは反応が良くなく、いわゆるスポーツカーを意識し始めたモデルと言えるでしょう。
日本ではステーションワゴンタイプのV70がオシャレサーファーが乗る個体として大人気でしたが、実はこのセダンタイプは後部座席が倒れてトランクスルーになるんです。
ショートボーダーにはキャリアは不要。ロガーにはキャリアが必要です。
あまり見かけなくなったS70。
当店で2台販売しましたが、故障も少なく案外部品も安く済みます。
とにかく走り、見た目もやや丸みを帯びてきた頃のフォルムがネオクラっぽく、おすすめの一台です。
BMW E28
私も過去にE28を2台乗りました。
最初は528eメッキバンパー、ノンスポイラーでクラシックなフォルムで、正面から見るとグリルあたりがそう見えるのか、通称ピッグノーズと呼ばれていました。
1981〜1988年の間に生産されたモデルでエンジンの仕様も様々。その中でも燃費や効率化に重点を置き更に内装にも快適性を持たせた人気があったモデルです。
ハンドリングもかっちりと重めで、高速走行時もドイツ車らしくスピードを上げて行くたびに面白さを感じ取れますし、本当によく走りました。
シルキーシックスと呼ばれ直列6気筒エンジンを搭載、排気量は2.7リットル センターマフラーから心地よい小刻みな排気音が好きでした。
もう一台は535iM仕様。こちらはフルエアロで海には似合わないかな〜なので省略します。
E28シリーズに乗るなら断然、ノンスポイラーのノーマルルックをおすすめします。ポイントはメッキバンパーがキモです。 4気筒になりますが経済的な2000ccの520iか2700ccの528がおすすめです。
後部座席に斜め縦置きでフィンを外せば3枚は板を積むことが可能です。レインガーター用のキャリアも装着可能なので、ミッドレングスやロングボードを乗せると更に雰囲気の良いフォルムになるでしょう。
画像の中にボードが載っているのはE24ですが、 こんな雰囲気になります。
この車種も意外性があり、オリジナリティーを出せる車となっています。
まとめ
最初に車に乗った頃はフォードのトーラスやカプリス、サバーバンやらリーガルワゴン、国産車はマークツーバン、セドバン、クラウンエステート、ハイエースなど、海に停められているのはバンやステーションワゴンばかり。そこをあえてセダンを乗ることでそれだけで目を引きました。
みんなとは違うと言う意味不明な自信。笑
気づかれない様に程よく絶妙にカスタマイズされたセダンは特に個性が出てカッコいい。実用性があるとは言えないが、ルックスが洒落てます。
私が初めてサーフィンをし始めた頃は初代MR2やそれこそ鬼クラと言われエッジが効いたクラウンのセダン、フェアレディZなどを先輩達が乗って海まできていた影響なのかもしれません。免許の無い私には眩しいくらいの映り方でした。
どこか違う雰囲気、ラフに扱えて映画に出てくる日常の足車みたいに、外装もピカピカではなく、あえて少しヤレた方が私的には好みで、そうやって乗っていました。
他にも旧車問わず海に似合うセダンを厳選して行きます。
まだ探せば見つかりますので、車輌探しから画像の様なカスタマイズなどはお気軽にご相談ください。
意外と海が似合うんだよね、セダンって。